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1.最近出会った太宰さん ・逆行 ・新釈諸国噺 ・お伽草紙 ・黄村先生シリーズ 2.太宰文学考 ・『待つ』について 3.エッセイ・小説・その他 ・太宰です……。 4.駆け込み、謳え 5.太宰治で読書感想文を書こう! ・太宰治で読書感想文を!2012夏 6.この夏読みたい太宰治 ・この夏読みたい太宰治2012 ・『道化の華』事件の考察 7.撰ばれてあることの太宰と私 8.マイノスタルジア タグ
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昨年『太宰治で読書感想文を書こう!』という記事を書いたのだが、今年もまたやってみようかと思う。
やり方としては、実際に私が本を読んで感想文を書いていく。そして、その作業を記していく。前回同様、そんなやり方でやっていきたい。 昨年掲げたポイントは下記の通り。 “作品は、長編ではなく、短編を選ぶべし” 改めて読み直してみると、甚だ不親切な印象が否めない。ただ、本当に言いたかったのは、「書くことを楽しもう」ということだったのかもしれない。 今回は『女生徒』を選ぶこととした。私の持っているものでは、新潮文庫の『走れメロス』に収録されており、長さは44ページである。 昨年も言ったが、感想文を書くためだけに読むのであれば、長編より短編を読むべきである。この暑い中、200ページもあるものを1度読むだけでもかなりの労力が要るであろう。それより、40ページのものを5回読み直した方がよっぽど効率的であるに違いない。 尚、本作は、私の知っている太宰ファンの女性の多くが、好きな作品に挙げているものである。私は男なので、いまひとつ解釈不足な点もあるかと思われる。だが、太宰さんだって男なのだ。女性視点の物語を描く男性作家の視点を捉えることができればいいかと思っている。 では、さっそく読んでみたいと思う。次回までにはキーワードを3つ挙げることとしたい。久しぶりの再読。読むのも書くのも楽しみである。 それでは今回は、この辺にて。 #
by oobayouzou
| 2012-08-08 22:22
| ・太宰治で読書感想文を!2012夏
さて、このシリーズも今回で最後。少々手抜きの感はあるが、熱心に勧めるものどうかと思う。ただでさえ暑いのだ。あまり暑苦しくなりたくなかったまで。
まとめると、下記の通り。 『古典風』 『女の決闘』 『乞食学生』 『新ハムレット』 『待つ』 何のことは無い。私が持っている『新ハムレット』(新潮文庫)の収録をすべて紹介しただけである。ただ、『古典風』『女の決闘』『乞食学生』など、普段はあまり目に留まらない作品に光を当てたかったという思惑もある。こういう作品もあるのだと知ってもらいたかったのだ。 また『待つ』を除く作品の根底にはニヒリズムが流れている。暑い夏、本に没頭する間だけでも、虚無感に浸るのは悪くないかもしれない。その上で『待つ』を読むのも面白いだろう。 それでは、今年はこの辺にて。 #
by oobayouzou
| 2012-08-07 22:22
| ・この夏読みたい太宰治2012
この夏読みたい太宰治。5回目は『待つ』を紹介することとしたい。2000文字程度の掌編。
“少女は、一体何を待っているのだろうか?”そんな疑問を抱かずにはいられない不思議な作品である。 その解釈については人それぞれであると思われるが、短い作品である分、何度も読み返すことができ、その度に新たな解釈が出てくる。私もこれについて二度記事にしている。 恐らく、読者のその時の精神状態が大きく反映されるのではないだろうか。何度も何度も味わうように読んでもらいたい作品である。 それでは今回は、この辺にて。 #
by oobayouzou
| 2012-08-06 22:22
| ・この夏読みたい太宰治2012
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